過去ログ - キョン「ソフィ、明日の予定を教えてくれ」ソフィ「え?」
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32:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:04:33.17 ID:unI/WHlB0
追随する気配を感じたのは、森に入ってから。
馬車の中でその事に気付いているのはキョンのみ。
最初こそソフィかとも思ったのだが、どうも違う。
彼女からこんな殺気を感じる筈が無い。

以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:15:39.45 ID:unI/WHlB0
用件自体はアッサリと片付ける事が出来た。
既に目的地の管理人へは代理の一件は伝わっており、特別苦労する事も無い。
これで良いのか?と疑問を抱いてしまう程、呆気なく受け渡しは終わった。
現在キョンの膝に乗せられているのが、件の品。
なのだが……
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:28:10.40 ID:unI/WHlB0
延々と緊張を保つ事は不慣れな人間にはどうにも出来ない。
自然と御者の緊張感は薄れ出し、馬車の速度は瞬く間に落ちていたようで。
その上目的の半分を無事に達成出来た事で、視野狭窄に陥っていた可能性も無かったとは言えない。

馬の嘶き、突然の重力変化。
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:40:44.31 ID:unI/WHlB0
「ひゃは」

耳朶を舐めるような、そんな感覚。
全身が一度だけ、大きく跳ねる。

以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:47:40.52 ID:unI/WHlB0
一体どれだけの生き物を切れば、こんな臭いを宿らせる事が出来るのだろう。
キョンを見つめる相手は傷一つ無く、服もほぼ下着に近い。
剥き出しとなっている肌は健康的に焼けており、見惚れてしまう程に美しかった。
故に、強く感じる歪。
造形が整っている分だけ、内なる歪みを表面へとさらけ出す笑みはどうにもならない程の不安を他者へと与える。
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 22:15:18.91 ID:unI/WHlB0
キョン「くっ……!!」

反射的に圧力の掛かっている方へと身体を寄せようとするも、それ以上の力が背骨を押す。
堪えようと懸命に逆らうも、相手の方が何倍も力は強い。
今はまだ手加減しているのだろう、故に力は拮抗している。
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 22:24:05.82 ID:unI/WHlB0
「きゃ!?」

「いやぁん!」

キョンにばかり意識を持って行っていた女が、不意に鎌より手を放す。
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 22:42:29.27 ID:unI/WHlB0
キョン「すまん、ソフィ。助かった……」

「あらぁ……まだ護衛が居たのねぇ」

「よぉくもやってくれちゃったわねぇー」
以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 22:51:51.95 ID:unI/WHlB0
ソフィ「……バレてしまっては仕方が無い」


微妙に長い沈黙の後、どうにも棒読みな台詞が可憐な唇より発せられる。
ソフィは勢い良く羽織っていたコートを脱ぎ、相手へと衣服を投げつけた。
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 23:04:24.38 ID:unI/WHlB0
今回は長期依頼を請け負い、ギルドに居なかった男の良き笑顔が脳裏を掠めてしまう。
彼は基本的に真面目なのだが、気を抜くとこうした仕込みをソフィに施して行く。
真面目で天然な長門もその被害にはあっており、近頃ではギルドに戻って来たメンバーに向かって。

長門『おかえりなさい、お風呂にする?ご飯にする?それとも……?』
以下略



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