過去ログ - キョン「ソフィ、明日の予定を教えてくれ」ソフィ「え?」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:28:10.40 ID:unI/WHlB0
延々と緊張を保つ事は不慣れな人間にはどうにも出来ない。
自然と御者の緊張感は薄れ出し、馬車の速度は瞬く間に落ちていたようで。
その上目的の半分を無事に達成出来た事で、視野狭窄に陥っていた可能性も無かったとは言えない。
馬の嘶き、突然の重力変化。
それがそうなのだ、と認識する頃には遅すぎた。
「やっほーい、そんな息せき切らして、どうしたのぉ?」
唐突過ぎる事態を把握出来ず、頭上に数多の疑問符を浮かび上がらせてしまう。
動揺するキョンへと声を掛けてきたのは、年若い乙女の声。
彼女の言葉を聞きながら、ようやく乗っていた馬車が横転しているのだと気付く。
キョン「痛ってえ……」
咄嗟に護衛の一人がキョンを庇ってくれたお陰で、怪我一つ無い。
少々腰を打ち付けてしまっただけだが、動く事に支障は無かった。
隠し持っている武器も問題は無いが……
されど庇った方は無事では済まなかった。
頭を強く打ってしまったのか、完全に意識を失っている。
多少の医学の心得はあるものの完璧とは言い難い。
補助は出来るが、主体で何かが出来る訳では無いのだから。
キョンは兎にも角にも転がっている場合では無いと馬車より抜け出した。
まだ周囲は木々に囲まれており、森からは抜け出していない。
被っていたキャップ帽の深さを調整しながら、キョンは視線を移動させる。
ソレと同時に、首筋に感じるのは嫌な感覚。
冷たく、鋭い何かが其処には当てられていた。
体勢を整えようとした矢先。
完全に背後を取られてしまっていた。
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