18:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 14:10:57.27 ID:lFXGP3BeO
 そうして2人は来た道を戻っていたが、 
 歩いても歩いても中々出口が見えてこなかった 
  
 赤髪の少女が不思議そうな顔で長髪の少女を見る 
  
 「…遠いね」 
  
 「…うん」 
  
 長髪の少女はまた元気を無くしていった 
  
 その後も見えてくるのは同じ景色ばかりだった 
 数々の木、生い茂った雑草、入り組んだ複雑な道 
  
 てくてくと歩いていた赤髪の少女も段々とゆっくりになっていった 
  
 いつまでも出口が見えてこないので、 
 とうとう長髪の少女が立ち止まった 
  
 「…こわい」 
  
 赤髪の少女も立ち止まり、その時初めて気がついた 
  
 (迷った!) 
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