17: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/02(金) 11:47:13.64 ID:hGhRcG2/0
部室を出て少し歩いたところで待機していると、すぐ理科も部室から出てくる。
俺の姿を確認すると、理科は申し訳なさそうな顔をしながら駆け寄ってくる。
理科「すみません。キャリブレーション機能のことすっかり忘れていました。小鷹先輩は理科室でやってきて貰えますか?少々寒いと思いますが・・・」
そう言って鍵を渡してくる。
・・・もはや鍵束だな、これ。
困惑していると、理科が付け加える。
理科「扉を開けるのは一番大きいやつです。あ、行為は理科室入ってすぐのとこで行ってくださいね。くれぐれも部屋を探索したり荒らしたりしないようにお願いします」
普段冗談めかしている理科に真剣な目で言われては断れない。もとよりあんな事故のあった後、理科室を探索する気など俺にはない。
了解の意を示すべく軽く手を挙げ、俺は理科室へと歩を進めた。
ナーヴギアを被ったままだったのだが、すれ違う生徒たちの反応がいつもと変わらなかったので、理科室に着くまでその失態に俺が気づくことは無かった。
174Res/86.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。