59: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 16:40:58.83 ID:wDMILuBi0
しゅぎーん。
軽快な効果音と共に振り出された曲刀が紅色を纏い弧を描き、何もない空間を一閃する。
滑らかに踏み出された足や幸村自身の風貌も相俟って、その斬撃はとても美しく映えた。
しばらくぽーっとしていた幸村だが、俺の方に歩み寄ってくると、珍しく嬉しそうな顔をして俺にこう言った。
幸村「できました、あにき」
・・・幸村の思考回路から考えるに、俺が何の問題もなくソードスキルを発動できると思い込んでいるのだろう。
助けを求めるように理科を仰ぎ見る。理科はため息をつくと、
理科「幸村さんは、もう少し安定してスキルを出せるように素振りでコツをつかんでください。小鷹先輩はこっちに」
そう言って俺の手を取る。助かった。でも助け舟はもう少し早く出してくれてもよかったんじゃ・・・
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