94: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 01:28:21.11 ID:5FP3gAZw0
しばらく夜空は沈黙を貫いていたが、夜空を見据えたまま視線を逸らさない星奈に観念したのか、重い口を開く。
夜空「・・・小さいころに少々トラウマを患っていてな。刃物に対し苦手意識があるのだ」
夜空が手に持った短剣に視線を落としながら言う。しかしそれならなんでまた短剣を選んだのだろうか。
俺の心の問いに答えるように、夜空が言葉を紡ぐ。
夜空「刃物全般が無条件で無理と言う訳ではない。まぁ、この短剣は私に忌わしき記憶を植え付けた凶器に類似している。しかし、これが初期武器として存在するということは、同じ系統の武器を今後目にすることはあるのだろう?」
慣れる意味でも自分で使うべきだと判断し、短剣を選んだのだと夜空は言う。
夜空「・・・振るわれるのではなく、振るう分には問題ないのではないかと期待していたのだがな・・・」
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