80: ◆AYcToR0oTg[saga]
2015/01/11(日) 17:41:48.84 ID:hSuya7sb0
許嫁「日差しが温かいですね」
許嫁「ほら男さん、隣に座ってください」
男「これでいいか?」
許嫁「ええ。あとは肩をお借りしますね」
許嫁「……ふふ。こうして男さんに寄りかかるの、ずっとやってみたかったんです」
男「それくらい言ってくれればいいのに。いつでも肩を貸したぞ?」
許嫁「こんなこと毎日していたら、私、きっとダメになっちゃいます」
許嫁「本当に時々でいいんです。ちょっとだけ空いた時間に、こうして隣にいてくれたら」
男「……何というかさ。俺と許嫁って、相手に甘えすぎちゃう自分を自覚してるよな」
許嫁「そうかもしれませんね。私、男さんさえいれば他に何もいらないって、子供みたいなことをよく考えます」
許嫁「こうして二人で寄り添ってる時に、そのまま世界が終わってしまっても、私はあまり後悔しないと思うんです」
許嫁「自分勝手な女なんですよ、私って」
男「気持ちはわかる」
男「でも俺は、許嫁だけでいいとまでは思わない」
男「他のやつらに見せつけたいのかもな。こんなに魅力的な子が自分に惚れてるんだぞって」
男「俺の方こそ、子供っぽい見栄ばかり張ってるよ」
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