過去ログ - 友奈「にぼっしーちゃんおいしい」
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24: ◆2DegdJBwqI[saga]
2015/01/04(日) 03:57:26.70 ID:KDl8qIVMo

男「力強さ。可愛さ。片方ずつではダメだった」

男「両方なくてはいけなかったんだ。それと美しさも」

男「しかも、そう言う衝撃に加えて、
  僕が君の演舞を眺め、呆然と突っ立っていると、君は演武を終え、そのにぼしを食べ始めた」

男「気が付いたら僕は、君の目の前に立って、そして、こうしてお願いをしていたというわけさ」

夏凜「……」

夏凜(彼は、いい年をした大人とは思えないほど素朴に興奮し、少年めいて瞳をキラキラさせていた)

夏凜(私にとって、その熱は不快ではなかった。むしろ好ましくすらあった)

夏凜(何しろ自分の鍛錬を、それがどういう意味であれ、素晴らしいと他人に手放しで褒められたのだ)

夏凜(剣をふるっていて、こんな賞賛をもらったのは初めての経験だった)

夏凜(もちろん、彼が稀代の演技力を秘めた詐欺師で、私を担ごうとしている可能性も、頭のどこかにあった)



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