過去ログ - 【安価】艦これ『ハートフル?』学園もの
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176:名無しNIPPER
2015/01/07(水) 03:17:34.50 ID:cvOactG90
反省の川内編。
こんな感じでいいか的なテストです。
文体が不安定なのは...。
場合によっては書き換えます。
それじゃ今度こそ寝ます。おやすみ。


地の文のフォントを変更。
文が詰まりすぎないように調整。
今回は、第一印象をわかりやすくするために、一人称を一部使用。
多用はしない予定。


【川内初接触イベント】

「ねえ、提督はさ、気付いてるんでょ?私がどういう人間か」

そう言って笑う顔は、妖麗で、蠱惑的で。
それでいて、どこか薄ら寒さを感じずにはいられない笑顔だった。



このクラスには、俗に言うマドンナ的存在がいる。

美しく、華やかで、明るくて、それでいて馴染みやすい気さくさも持っていて、誰もが憧れてやまないような、そんな存在。
それがマドンナ。

そんな存在が、いるはずがない。馬鹿げている。

誰もがそういうに違いない。

しかし、こんな過剰とも思える表現すら、全て備えている。
そんな人間だっているのだ。

そう。
全て備わっているのだ。
今俺の前で笑っているこの女。
俺が転校してきたクラスにいるこの女。
川内には。


では、なぜそんな誰もが羨むようなこの少女が、俺の前で笑っているのか。

それは単純だ。
俺が気付いてしまったから。
川内が、なぜこんなに完璧な存在なのか、気付いてしまったから。


なぜ気づいたか?
簡単だ。
俺とこいつ、川内が、根っこの部分でそっくりだったから。
だから気付いた。

ん?じゃあ俺がマドンナってことになるって?
馬鹿言うな。俺はそんなんじゃない。
そっくりってのはそこじゃない。

俺と川内は、ベクトルは違うが、生き方がそっくなんだよ。

誰にでも同じ笑顔を向けるこいつを見て、思ったんだ。
ああ、こいつも、上辺だけ作って生きてるんだなって。

そんな風に眺めてたら、気付いた。

それと同時に気付かれてたんだ。
俺という人間も。



これが、俺と川内の馴れ初め。
知り合ったばかり。
それでも、俺ほど川内を理解してるやつはいないって、確信できた。
そしてきっと、川内も。

今思えば、このときからすでに、互いに求めていたのかも知れない。
そっくりなのに、全く違う道を歩いている、その理由を。
その術を。


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