過去ログ - 【安価】艦これ『ハートフル?』学園もの
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179:名無しNIPPER
2015/01/08(木) 20:02:42.98 ID:F3tt3syDO
放課後。
この学校で途中から入部をするには、学校側への入部届けと、部活の部長への届けが必須となる。

そのため、提督は放課後になると、体育館で練習中のバレー部のもとを訪ねた。

提督「あー、しくった。もう練習始まってるよ」

しかし、運の悪いことに、今日最後の授業が延長し、さらには掃除当番でもあったため、提督が体育館に着く頃には、練習が始まっていた。

提督「こうなると、部長に声をかけるのはあれだしな。待たねーとダメか」

これから入部を希望している部活の練習を中断させるような行為は、さすがに躊躇われるため、提督はキリのよさそうなタイミングを、練習を見ながら待つことにした。

そんな提督を見て声をかける人がいた。

?「あの、もしかしてバレー部に何かご用ですか?」

提督「え?あ、はい。そうです」

声がかけられるとは思わなかった提督は、弾かれたように振り向く。

?「そうですか。それでしたら、私が伺いますよ?」

提督「いえ、部長の先輩に入部届けを出しにきたんですが...それでその、先輩はどういう...」

大鯨「あ!すみません。私、バレーボール部マネージャーの、大鯨です」

提督「大鯨先輩?...ああ、あの...」

大鯨「あの?」

大鯨という名前を、友人Aとの会話で聞いたことを思い出し、提督はつい言葉に出してしまう。

提督「あ、すみません。なんでもないです」

大鯨「そうですか?」

提督「はい。それでなんですが、この入部届けなんですけど」

大鯨「あ!それでしたら、私がお預かりしますよ」

提督「いいんですか?」

大鯨「はい。部長にも私の方から伝えておくので」

提督「そう...ですか。じゃあお願いします」

大鯨「はい!任せてください!」


そう言って微笑む大鯨の顔を見て、提督は、友人Aの言っていたことも、あながち嘘とは言えないのかもしれないと、どこか納得していた。


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