1: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:43:03.11 ID:e4A9TVmW0
春香「というわけでやってまいりました。響ちゃんの住むマンションです」
千早「……」
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2: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:43:45.98 ID:e4A9TVmW0
春香「では、これより響ちゃんちに侵入します」
千早「え?」
春香「え?」
3: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:44:38.86 ID:e4A9TVmW0
千早「ちょっと春香。急に付いて来てって言い出したと思ったら、何を言い出すの?」
春香「千早ちゃん、友達の家に遊びに行くのに、理由なんて必要ないよ!」
千早「良いこと言ってる風だけど、それなら玄関から堂々と入るべきよね?」
4: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:45:27.66 ID:e4A9TVmW0
春香「千早ちゃんバカだなー。ばかわいいなー。響ちゃんに喜んで貰うために、響ちゃんちに侵入するんだよ? サプライズですよ、サプライズ!」
千早「ちょっと待って、全然意味がわからないわ」
5: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:46:11.02 ID:e4A9TVmW0
春香「もぅ、千早ちゃんったら物分りが悪いんだから。いい? つまりこういうことだよ」
@響ちゃん帰宅
A押入れから春香さん登場
6: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:46:38.78 ID:e4A9TVmW0
春香「じゃあ、試しに考えてみてよ。千早ちゃんは今家に帰ってきたところです」
千早「ええ」
7: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:47:08.13 ID:e4A9TVmW0
春香「せっかく帰ってきたのに、家に帰ったら寂しく一人ぼっち……こんな時、千早ちゃんの大好きな人が家にいたら?」
千早「高槻さん! 高槻さん!」
春香「どう?」
8: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:48:14.00 ID:e4A9TVmW0
千早「それで、どうやって我那覇さんちに侵入するの?」
春香「コレを使うよ!」
千早「これは……鈎縄?」
9: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:48:51.43 ID:e4A9TVmW0
……
春香「着いたね!」
千早「ここまで通報されずにたどり着いたことに恐怖すら感じるわ。ところで、この後はどうするの? 当然ながらガラス戸は開いていないけど」
10: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:49:26.77 ID:e4A9TVmW0
春香「そこで取り出しましたるはこのガムテープとカナヅチ!」
千早「春香、ガチ過ぎて笑えないわよ」
春香「大丈夫。後で謝っとくから」
11: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:49:55.61 ID:e4A9TVmW0
春香「ではでは……よいしょっと」ガシャーン
ガチャッ
春香「おじゃましまーす」ガラッ
12: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:50:34.06 ID:e4A9TVmW0
千早「で、どうするの?」
春香「時間があれば色々物色したいところだけど、もうすぐ響ちゃんも帰ってくるし、早速押し入れに隠れよう!」ガラッ
貴音「ハァハァ、響ぃ……響ぃ……」
13: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:51:10.74 ID:e4A9TVmW0
千早「あの、春香。一瞬だったからよく見えなかったんだけど、今押入れの中にパンツをかぶった四条さんが……」
春香「何もなかった」
千早「え?」
14: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:51:51.74 ID:e4A9TVmW0
春香「何も……なかった」
千早「……そうね」
15: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:52:23.28 ID:e4A9TVmW0
春香「どうする?」
千早「こういう時こそ、客観的思考よ。自宅のどこに高槻さんがいたら嬉しいか考えてみましょう。ちなみに、私はお風呂かトイレがいいわね」
春香「今日の千早ちゃんがボケ担当なのかツッコミ担当なのか本気でわからなくなってきたよ」
16: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:52:57.02 ID:e4A9TVmW0
千早「春香が聞くから応えたのにこの仕打ちはひどいわね」
春香「ごめんごめん。でも、お風呂やトイレはどうかと思うな。それじゃまるで変質者だよ」
千早「無許可でここにいる時点で、それに限りなく近い何かではあるけどね」
17: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:53:33.70 ID:e4A9TVmW0
千早「……はっ!? 春香、まずいわ。足音が聞こえる!」
春香「げっ、響ちゃんもう帰ってきちゃった? こうなったら……」
18: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:54:13.38 ID:e4A9TVmW0
ガチャッ
響「ただいまー、皆! 元気にしてたかー?」
春香「ヂュイヂュイ!」
19: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:54:43.62 ID:e4A9TVmW0
千早「……」
響「あれ? この壁こんな色だっけ?」
千早「……」
20: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:55:22.19 ID:e4A9TVmW0
響「ま、いっか!」
千早「良くないでしょ!!」
響「うわっ!? その声は千早か!?」
21: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2015/01/03(土) 22:56:09.79 ID:e4A9TVmW0
響「春香だったのか! 自分ちっとも気付かなかったぞ」
千早「いや、春香の異様に似てるハム蔵の真似はともかく、私は壁に張り付いてただけよ?」
響「千早は忍者になれるな。忍者系アイドルなんてどうだ?」
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