過去ログ - 静(50)「すまん、八幡。閉経期が来たようだ」八幡(37)「」
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2015/01/07(水) 22:39:33.13 ID:wfyH62jR0
雪乃「それで、何があったかそろそろ聞きたいのだけれど」

八幡「はあ……仕方ない……実は連帯保証人になっていたのが問題になって借金を負う事になったんだよ」

雪乃「連帯保証?連帯保証人になったの?」

八幡「そう」

雪乃「八幡くん、貴方がそこまで愚かだったとは思わなかった。連帯保証人になるのがどれだけ危険なのか知らなかったと言うの?」

八幡「俺だって知ってるよ」

雪乃「それならなんで連帯保証人になったの?もう自己犠牲なんてしないと約束したでしょ?」

八幡「おいおい、なんで俺が連帯保証人になったと決め付けるんだ。俺が連帯保証人になるのはこの世で唯一、小町だけだ。まあ、小町は俺にそんな事頼まないだろうけど」

雪乃「……としたら、まさか静先生が?」

八幡「はあ……去年、俺に隠して甥の連帯保証人になったそうだ。でもその甥は夜逃げ、結局その借金は全部俺達のものになったという事」

雪乃「……」

八幡「お前らには知られたくなかったんだよ。言っても心配掛けるだけだから。それだけは避けたかったんだが」

雪乃「金額はいくら?」

八幡「三千二百万だ。まあ、貯金していたのといま住んでる家を売れば何とかなると思う。何億の借金じゃないのが幸いだな」

雪乃「家を売ってしまえば貴方と先生はどこに住むの?」

八幡「まあ、いまあっちこっち安い賃貸を探してるんだよ。予算に合いそうな物で十畳くらい部屋は見つけたんだが、どうもどおくてな」

雪乃「十畳……」

八幡「そんなに深刻そうな顔するな。たしかに青天の霹靂だが、死にそうな状態ではないから。大体材木座なんて雑草を食べて生きてたんだぞ?それに比べればな」

雪乃「……」

八幡「気にするなってのが無理なのはわかるが、それでも気にするな。大丈夫だ」

雪乃「八幡くん……」

八幡「これからは俺も働くし、二人で頑張ればまた元の家に帰れるだろ。子供ないからすぐだ」

雪乃「そう……」

八幡「人生どう転ぶかわからないし、宝くじが当たるかもしれないし、だから、そんな顔するな」

雪乃「……」

八幡「この話はこれで終わり。結衣には心配しないように言ってくれ。それと、他の人には秘密な。特に小町には絶対秘密だぞ。あいつもうすぐ出産だから」

雪乃「……八幡くん」

八幡「ん?」

雪乃「……」

雪乃「よかったら、私の家で一緒に住んだらどうかしら……?」



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