過去ログ - 音葉「私たちに……付き合ってみませんか…?」
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名無しNIPPER
2015/01/05(月) 21:31:57.40 ID:c/QGbEWU0
老爺「なるほど…お二人は本当にお心の綺麗な方ですね。聖様は心の清らかな人間にのみ御姿を現わすとされていますから。」
音葉P「……彼女は、普通の人間には姿が見えない、と憂いていたが?」
音葉「私も……何だか寂しげに見えました……」
以下略
70
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 21:32:42.61 ID:c/QGbEWU0
老爺「昔は聖様へのお供え物なども多かったのですが………今や聖様の伝承を知っているのは年寄りばかりになってしまいました………」
音葉「…………」
老爺「………音葉Pさん…音葉さん……お頼みしたい事があります。」
以下略
71
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 21:34:08.57 ID:c/QGbEWU0
老爺「聖様は本来………人間がとてもお好きとされています……そんなお方が……孤独を過ごされていたと思うと………」
音葉「………分かりました…私たちでよければ……」
老爺「ありがとうございます……私には御姿を拝見する事さえ叶いませんでしたから………」
以下略
72
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 21:35:37.44 ID:c/QGbEWU0
深夜
音葉P「………音葉君、起きているかね?」
音葉「……はい。」
以下略
73
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/01/05(月) 21:38:13.91 ID:2pXoakVAO
そうか…まぁ、やれるだけやってみようじゃないか
74
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/01/05(月) 21:43:13.20 ID:L2aZEOIto
彼女と話しているときの音色と同じだね。しかし僕に歌を聞かせているときの音色は心なしか愉快そうでもあった。歌が彼女の助けになればいいのだが…
75
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 21:52:37.26 ID:c/QGbEWU0
音葉P「彼女と話している時の音色と同じだね。しかし僕に歌を聞かせているときの音色は心なしか愉快そうでもあった…歌が彼女の助けになればいいのだが……」
音葉「…私たちの旋律を……届けましょう……」
音葉P「ああ……彼女…聖君に僕らの音色を聴かせてあげよう。色の付いた世界が見られるように……孤独は辛いからね………」
以下略
76
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 21:57:05.39 ID:c/QGbEWU0
翌朝
老爺「おはようございます。…お出掛けになられるのですか?」
音葉P「幸い吹雪は昨日の夜の間に止んだからね。」
以下略
77
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 22:06:12.58 ID:c/QGbEWU0
音葉P「……この山で一番空気の澄んでいる所までぼくらを案内してくれ給え。」
老爺「でしたら……頂上になります。」
音葉P「はあ……頂上ね…全く手の掛かる観客だ…音葉君。」
以下略
78
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 22:15:30.44 ID:c/QGbEWU0
頂上
老爺「着きました。…ここがこの山の頂上です。」
音葉P「はぁ……はぁ……やっとかね…まさか本格的な登山をする羽目になるとは………」
以下略
79
:
名無しNIPPER
2015/01/05(月) 22:22:41.46 ID:c/QGbEWU0
老爺「この季節の頂上への登山は…本来禁止されているのですが……」
音葉P「無茶を言って済まなかった。しかし妥協は許せないんだ。例の物を。」
音葉「…はい……これですね…」
以下略
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