過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part2
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340:名無しNIPPER[saga sage ]
2015/01/22(木) 05:11:39.78 ID:BbN4K81Po
>>339
「無限天国」

視界が酒池肉林で満たされた。私は羽毛の詰まったソファに深く座っていて、両隣にはコーカソイドの女性がいる。
右隣の金髪の女はグラスにワインを注ぎ、反対側のラテン系と思しき女は私の口にステーキを運ぶ。どちらもかつて知りえぬ程、美味だ。
牛肉は一口噛むと脂が謙虚に染みでた。程よい弾力が心地いい。赤身だが舌触りもよく、きめ細かい繊維が舌と触れ合う度、全ての感覚領域が喜んでいるのがわかる。
二回、三回と噛むうち、気づかぬ間に飲み込んでいた。僅かに残る後味、牛肉の風味を楽しみながら、それをワインで胃に流し込んだ。こちらも香り高い最高級の一品だ。
目の前のテーブルには豪華絢爛の料理が所狭しと並んでいる。黄金色の果実や見たこともないような珍味もあり、それを美女達が次々と食べさせてくる。皿に食べ物が無くなれば後ろのドアからコックがやってきて皿を下げ、空いたスペースに出来立ての料理を置いて出ていく。食事を始めてもう三日目になる。無限に提供されるこの天国から、私はいつ抜け出せるだろうか。


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