過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part2
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444:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 23:36:32.82 ID:IMvTO8M5O
>>437「復讐の価値は」

俺は、ある者に家族を殺された。

父親に母親、妹と俺というごく普通の家族だった。

父と母は最期まで苦しみながら殺された。

妹は辱めを受け、人には戻れなくなった。

俺は今から奴に復讐をする。

奴は椅子に座り、今から殺されるとも知らずに眠りこけている。

まずは、奴の眉間に銃口を突きつける。

「私を殺すつもりかね?」

どうやら起きていたようだ。だが気にしない。

「あぁそうだ」

そう言い放ち、奴に銃弾を2,3発撃ち込む。

これで、復讐は完了だ。

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昨日はイヤな事件があった。

精神鑑定を受けていた少年が精神科医を撃ち殺し、現在逃走しているとのことだ。

少年はどうやら俗に言う虐待を受けていて、精神科医に引き取られていたそうだ。

精神科医の日記には、

『某日 少年の精神は未だに不安定だ。
どうやら、虐待を受けていた頃の記憶を書き換え、幸せだったと思い込んでいるようだ。
しかし、現在の状況と食い違っているため、家族が死に、私は家族を殺した者と思われている。
このままでは私はいつか彼に"復讐"されてしまうだろう。
だが、私はそれでいいと思っている。
私が彼に殺されて、それで彼の精神が安定するのなら、私は甘んじて受け入れよう。
この日記を呼んでいる者よ。私が殺されているならば、どうか彼を許しておくれ。
そして、できれば彼に真実を教えてやってくれ。』

……と、書かれていた。

……彼は、この復讐に価値を見いだすのだろうか?

果たして、真実を知ったとき、彼は自らの復讐をどう感じるのだろうか?
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やったぞ!殺してやった!

これで復讐は完了だ!

きっと、これで、天国の父さんたちも喜んでくれるだろう。

涙が出てくる。きっと、成功の涙だろう。

あぁ、この復讐は実に価値のある物になった!



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