過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part2
1- 20
684:名無しNIPPER[sage]
2015/04/04(土) 16:47:26.53 ID:GRnR7pUNO

>>681

時渡り、タイムジャンパー、時空跳躍者。

響きはどれもカッコイイ、が俺の仕事自体はそんなカッコイイもんじゃない。

パラドクスを解消するのが俺の仕事……それだけ聞けば響きはやっぱりカッコイイ

でもそんなカッコイイもんじゃない。


――SS速報VIP presents
 ――『age』


「……こちらチャーリー・エコー・ワン・スリー。対象を確保した。」

「御苦労。黒野英治。直ちに帰還せよ」



通信が切れた後にため息1つ。首根っこ押さえて捕まえてる猫を見てため息もう1つ


今日のパラドクスはタイムホールに迷い込んだ野良猫を回収すること。

バタフライ・エフェクトのせいでどうやらこの迷い猫が、この時代で魚を盗んだだけで後々米国が経済崩壊するパラドクスが起こるらしい。

今週は似たような件が十件目だ。ため息もつきたくなる。

タイムホールが発見され、所構わずに開く様になってからこの時空管理部門は出来た。が、二十一世紀に考えられてたようなSFチック仕事じゃない。寧ろ交番のお巡りさんのような気軽さで(こんなこと言うと怒られそうだが)時空の歪みを管理・対処してる


まあ、愚痴っていても仕方が無い。そろそろ戻らなきゃ上司にどやされる。そう思って立ち上がった時、俺は路地の入口に立っている女と『目が合った』

おかしい。不可視装置に異常はない。いやそもそも現地人と接触は許されない。いや待てなんで見えてる?

一瞬、ほんの一瞬、思考の麻痺が起きている間に女は口を開いた

『――あなた、未来から来たのでしょう? 』


――それが俺と彼女の出会いだった



――続(かない)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/428.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice