過去ログ - 【艦これ】神通「優しすぎる提督」
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78: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2015/01/05(月) 23:26:57.84 ID:KCChXvs10
提督「それが、はぁ…最初の五月雨と別れた時の話だ…ハァ、ハァ…」

 提督はその話を思い出したのか、若干呼吸が荒くなっている。神通はそれを聞いて、さすがに気分が悪くなってきた。

神通「そんなことが…。提督、辛いのなら、本当に話さなくてもよかったんですよ…?なんでそこまで…」

提督「いや、お前には聞いてもらいたかったんだ。あることを確かめるためにな…ハァ…」

神通「…?」

 提督はふう、と息を吐き、お茶を1杯飲むと、湯呑をテーブルに置いた。そしてまた、話し出す。

提督「それから3日間、俺は泣き続けた。そんなことをしても五月雨は帰ってこないって言うのに。それでも、俺には

   泣くことしかできなかった。那珂や鳳翔の説得も聞かなかった」

神通「………」

提督「だが、4日目になって、いつまで泣いていても状況は何も変わらないと気付いた。だから、俺は泣くことをやめて

   提督の業務を再開した。このまま提督を辞めようともしたんだが、沈んだ五月雨が浮かばれないと思って、それは

   やめた」

神通「………」

提督「そしてそれからは、あの撤退のルールを作って仲間が沈まないようにして安全を図つつ出撃や建造を増やしていき、

   仲間を増やしていった。それは、五月雨が願っていた『にぎやかな鎮守府にしたい』という願いに応えるためでも

   あり、五月雨を沈めた罪に対する償いでもあったんだろうな…」

神通「………」

 神通は、どう言葉をかけていいのかもわからず、ただ黙って聞くしかなかった。

提督「だが、そうやって出撃や建造を繰り返しているうちに、あることが起こったんだ」

神通「それは…なんですか…?」

 神通がそう聞くと、提督は少し間を空けてから、こう言った。


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