過去ログ - 清霜ストーリー
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4:名無しNIPPER[saga]
2015/01/04(日) 19:15:51.81 ID:ETZ8EFwNo

霞「……それで、今日は何をしていたの?」

清霜「うん、ちょっとおさらいをね」


そう言って私は机の上に広げた兵棋演習図を見せる。


清霜「風速15メートルを想定して、15キロ先の敵に41センチ砲を初弾で命中させるために必要な……」

霞「わかったわかったってば。……まったく、能書きだけは一人前なんだから」


脳裏に浮かぶのは炎上しながら沈む敵深海棲艦。
机の上に広げた教本とにらめっこしながら何年もこつこつと続けた結果、砲撃の演算程度ならある程度できるようになっていた。


清霜「うん、陸上の私は最強の戦艦なんだ」

霞「そ、で? その戦艦様はこの前の演習はどういう結果だったの? あたし、まだ聞いてないんだけど」

清霜「……全弾命中だよ」

霞「妄想の話は聞いてない。駆逐艦として、どうだったのって聞いてるのよ」

清霜「……」


私は黙った。
たぶん、私が戦艦になっても一生霞ちゃんにはかなわないと思う。
試しに戦艦の私と駆逐艦の霞ちゃんを頭の中で戦わせてみた。

ほんの数秒でものの見事に撃沈されて私は少し凹む。


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