過去ログ - 【カレイドスター】そら「今夜の すごい 相手」
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4: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/01/04(日) 21:02:48.22 ID:Eb81FKCZ0
数時間後――


ユーリが私の斜め後ろに立ち、くつくつと笑っていた。

「まさか……君が、こっちの控え室にいるなんて」

「お言葉だけれど、ユーリ。あなたこそ、その長いブロンドヘアーお似合いよ」

「君こそ、そのタキシード、惚れ惚れするね。ああ、それともロングドレスが着たかったのかい?」

「まさか。観客が喜ぶならなんだって着るわよ」

望まれてするのだ。悔いはない。たぶん。

「しかし、君が髪を切らなければ、男装をさせられることもなかっただろうに」

「これは、あなたも知ってるでしょ」

「ああ、愛しのそらに切ってもらったんだろう?」

「ふざけてるの?」

「ごめんごめん。あまりにも君の姿がカッコいいから嫉妬してしまったんだ。ドミノマスクの下の、不機嫌そうな君の顔を想像してもいいかな?」

「ユーリ」

マスクの下を見透かされた私は、やはりマスクの下からユーリを睨みつけた。

「最高のマスカレイドになりそうだ」

足音。

「あ、ユーリさん! よ、よくお似合いで」

遠くから叫ぶ声。引き笑い気味にそらが歩を緩めた。

「あらら」

「び、びっくりしました!」

「そら……どうして、僕がユーリだと分かったんだい?」

「え、野生の感……ですかね? そちらの人は?」

ユーリと私は、一瞬顔を見合わせた。




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