過去ログ - 介護ヘルパー「よくぞ来たな、勇者よ!!」
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2: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:54:31.35 ID:Pouf6ANx0
拝啓母上様。
私は幾多の戦いを乗り越え、遂に魔王城に辿り付きました。
数万の魔物を束ねる魔王とはどんな恐ろしい存在か、私は緊張しながら魔王の間に足を踏み入れました。
するとそこに待ち受けていた魔王は、ある意味何よりも恐ろしい佇まいをしていました。

以下略



3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:55:11.33 ID:Pouf6ANx0
勇者「おい魔王!」

魔王「…」ポー

勇者「まーおーうー!!」
以下略



4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:55:39.48 ID:Pouf6ANx0
勇者「あの、俺は勇者でその方は魔王ですよね」

ヘルパー「はい」

勇者「でしたら勇者として、魔王を討たないといけないんですが!?」
以下略



5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:56:07.43 ID:Pouf6ANx0
勇者「あの、魔王が魔物を操って人間達と戦争しようとしているのはわかってます?」

ヘルパー「いくら介護職が掃き溜めと言われていても、それくらいは流石に知っています」

勇者「じゃあ、その魔王が魔王を操っている元凶で間違いないですよね?」
以下略



6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:56:33.54 ID:Pouf6ANx0
勇者「とにかく!俺は勇者として魔王を倒す!」

魔王「ふぬぬぅ…」ゴゴゴ

ヘルパー「あ、駄目、魔王さん!」
以下略



7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:57:00.57 ID:Pouf6ANx0
魔王「ふがあああぁぁぁ…」

ぐぁんぐぁんぐぁんぐぁん

勇者「くっマトモに立っていられねぇ…!!」
以下略



8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:57:26.99 ID:Pouf6ANx0
ヘルパー「魔王さん、はい、お薬あーん」

魔王「」ゴクッ

ヘルパー「あー、血圧上がっちゃったから今日はお風呂入れないねー」
以下略



9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:57:54.61 ID:Pouf6ANx0
こうしてまた1人、若者が高齢化社会の厳しさに潰れたのであった。
高齢者はかつてこの社会を支えてきた。しかし時として、未来ある若者を食い潰すこともある。
若者と高齢者が手を取り合い、共に支え合う社会は実現できるのか。それが高齢化社会の進む、この国への課題である。


以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/01/04(日) 20:58:36.99 ID:Krs8cQub0
ちょっと面白いじゃん(読者様)


11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/04(日) 20:59:05.03 ID:Pouf6ANx0
読んで下さりありがとうございました。

関連作品紹介させて頂きます。
介護ヘルパー「魔王討伐に来ました」
ex14.vip2ch.com


12:名無しNIPPER[sage]
2015/01/04(日) 21:06:50.30 ID:jHEaay9s0



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