過去ログ - 安部菜々「ナナの夢の終りと始まり」
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11: ◆agif0ROmyg[saga]
2015/01/04(日) 21:45:06.45 ID:GgxmvIsk0
そう考えていると、イく直前、プロデューサーの動きが止まりました。
呆気にとられているナナに、彼は言いました。
ナナがお願いしなかったから、止めたんだそうです。このまま動いてたら中に出しそうだから、止まったんだそうです。
そしてナナは、ようやくプロデューサーの企みに気づきました。
プロデューサーは、本気でナナを孕ませるつもりです。それも無理やりじゃなくて、ナナにお願いさせた上で孕ませるつもりです。
この人はナナを共犯者にしようとしています。ただ犯されて孕まされた可哀想な被害者にはしてくれないのです。
慄然とするナナを、またプロデューサーはゆっくりと愛してくれます。
ずっ、ずっと奥の方を突いて、ナナをギリギリまで感じさせて直前で止める。
今まで何度もエッチしたせいで、もうナナの弱いところも、何処をどれくらいいじめたらイっちゃうかも、全て知られてしまっていました。
穏やかな快感の中、もう少しで最高に気持ちよくなれそうな時に、寸前で引き止められる。
一度や二度ならまだしも、何度もそれをされていると、ナナの中で絶頂への欲望がどんどん強くなっていくのを抑えられません。
イカせて、おねがい気持ちよくして、と懇願しても、彼は聞いてくれません。
まだプロデューサーは余裕がありそうです。ナナだけをイかせて、その後で外に出すくらいはできそうなのに。
気持ち良さがすぐそこまで来ているのに、どうしてもイけない。
どんなに喘いでも叫んでも解放してもらえない。
中に出されちゃダメなのに、ナナの子宮は言うことを聞いてくれません。
何年も燻っていたナナを見出して、鍛えて、届かないと思っていた世界に連れ出してくれたこの人の子供を妊娠できるかもと聞いて、ただただ悦んでいるようです。
きゅんきゅんする後ろめたい疼きも、いつもより強いです。
初キッスも初エッチも捧げたこの人に、初妊娠もあげられる、そのことを嬉しく思っては、いけないはずなのに。
イきたいのにイけない、妊娠したいのにしたくない、一緒になりたい結婚したい、もうナナは何もかも分からなくなって、泣き出してしまいました。
ぐすぐす言っていると、プロデューサーは私の耳元に顔を近づけてきました。
またです。ダメです、これはダメです、いつものとは違います。
今、愛してるなんて言われたら戻れなくなっちゃいます。
愛してて、どうしても自分のものにしたくて……他に何人もアイドルは見てるけど、こんな気持ちになるのはナナだけだ、なんて言われたら。
もう、避妊し続ける理由が無くなっちゃいます。
アイドルを辞めたいわけじゃないです、でもアイドル辞めてからもプロデューサーとは離れたくないんです。
アイドルは楽しいです、でもプロデューサーといるのも楽しいんです。
ずっと今までみたいに、両方楽しませてくれればよかったのに。
こんなことするなんて酷いです。いじわるです。
たっぷり優しくして、ものすごく気持ちよくして貰えて、一生幸せにしてあげたいって言われて。
焦らされ続けて、ナナの頭はもう働きません。
もうただそこにある絶頂が欲しくて、命ぜられるままの言葉を、遂に言ってしまいました。
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