過去ログ - 花陽「はんたいの世界」
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18:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:47:47.68 ID:BKFeZtv40
?「よ――。……………」

どうも耳に馴染みのあるように思えた、ハスキーな低音。扉の向こうにいた人影は、こちらを見て――その瞳をまあるく見開きました。どうにも花陽にはその人が男の子に――同い年くらいの背の高い、制服を着た青年に見えました。
青年?いやいや、音ノ木坂は女子校、それは教職員を除きいるはずのない存在です。
ならば目の前に居るのは不審者でしょうか?

―――ううん、そんなことないよ、なんて。ああ、なんで花陽は、そう思っちゃうのかなあ――!
色んなことに困惑する頭のなかを、さっきの凛ちゃんの話がぐるぐるぐるぐる、縦横無尽にめぐります。

反転した世界。鏡写しの存在。希ちゃんと凛ちゃんには悪いけど、信憑性の欠片もないものがたりを、まさか信じるはめになるなんて――花陽は、想像してもいなかったから。でも、それ以外考えられないと、思っちゃって。


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