28:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 17:11:29.25 ID:0wpfjsKk0
ふむ、こちらの花陽はずいぶんとリン君に信頼されているようです。それはとっても素晴らしいことで――じゃあ、花陽はどうなんでしょう?凛ちゃんからは、花陽は―――。ぐるぐる、ぐるぐる。ぽつりと、声が聞こえました。
リン「――――ねえ、キミさあ、もしかしなくても、なんか悩んでるでしょ?」
花陽「ひぇっ!?
い、いえ、そんなこと――」
リン「あー、そういうとこだよ?リンが仕草、つったの」
にやにやと、指差された先には私の手のひら。指先は合わさってて―――あっ。
マキ「ふぅ、ん。本当にハナヨとそっくりだな……」
そっくり―――なんて。マキ君がしげしげとこちらを見てくるので、気恥ずかしくなった私は慌てて手を下ろしました。
マキ「まあ、信じるしかない、ってか」
眉間にシワを寄せながら、マキ君が溜め息をついて。その上に重ねるようにして、リン君が言いました。
リン「じゃあさ――取り合えずその悩みってやつを相談してみなよー?」
花陽「ふぇ?」
マキ「っはあ!?
おい、何言ってんだリン、元の世界に戻る解決策とかの方が、よっぽど―――」
リン「まあまあマキ君、どうせこの先多分出会うこともないんだろうしさ、お悩みはちゃちゃっと解決しちゃった方がタメになるにゃー」
マキ「曖昧すぎるわ!ああ、何でそうも楽観的に――」
リン「あ、もしかしなくても、リンがいない方がやり易い感じ?
んじゃカヨチンと探す次いでにジュース買ってくるよ。
マキ君トマトジュースだろ?どうせ。キミは何でもいいかにゃー?」
花陽「う……うん」
マキ「おいっ、リン!」
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