39:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 20:56:04.81 ID:+iWyDzAl0
凛「……ほんとのほんとに、だいじょーぶ?」
花陽「ごめんね、凛ちゃん。心配かけて。本当に本当にほんとーに、大丈夫だから。ちょっと変なこと……思い出しただけだから、さ」
凛「……そっか」
真姫「凛、花陽が平気って言ってるんだから大丈夫でしょ」
凛「……うん、そうだね。じゃあじゃあ!早速帰……あ、ああっ!」
時間は全く経っていなかったようで、向こうへ行ってしまったときと変わらない夕日の中。
あの世界の話なんて、信じてもらえるとは思いませんし……黙っていようと口を閉じながら、影を踏みつつ廊下を並んで歩いていると、凛ちゃんが立ち止まって大声をあげるから。二人でビックリしてそちらを振り向きます。
真姫「な、なによ」
凛「提出の課題、放課後出すっていったままだ先生怒ってるかも……!」
花陽「え、凛ちゃん……ダメじゃん」
凛「か、かよちん!この荷物お願い!」
花陽「ふぇ!?」
凛「二人とも、玄関で待っててー!」
たったったっ、叫びながら凛ちゃんはみるみるうちに遠ざかっていきます。マッタクー、とぼやく真姫ちゃんと二人きりになりました。なんとなくちらりと隣を伺えば、どうしてかこちらを見ていた真姫ちゃんと目がバッチシ合っちゃって。なんだか、気まずい。
真姫「………何よ」
花陽「な、なんでも………」
―――思考回路はどちらも似たり寄ったりみたいだし…答えは向こうのオレに聞いて――
花陽「……なくなくない」
真姫「へ?」
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