6:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:06:01.84 ID:BKFeZtv40
真姫「……ていうか、掃除の手すっかり止まっちゃったじゃない。
まあ、これだけ掃除すれば大丈夫だとは思うけど」
花陽「すっかり綺麗になったねえ……」
ああ、でも……
凛「んー、もうやる気分じゃないし、じゃあこれ片付けちゃおっか……バケツとぞーきん。か……」
花陽「…………」
凛「………よちんは置いておいて、まーきちゃん、そこの水飲み場まで片付け付き合ってほしいにゃー」
真姫「……。嫌と行っても連れていくんでしょうが」
凛「分かってきたね、真姫ちゃんも!」
真姫「………嬉しくない…」
凛「にししし!」
ふと、またもやいつのまにか考え込んでいた頭をあげると、ぶつくさいいながら、座っていた席から立ち上がる真姫ちゃんが居ました。
そうして扉横の凛ちゃんとならんで部屋から出ていく―――あれれ、花陽、気が付いてないだけかな、名前呼ばれてないよ?……置いてかないで?
慌てて声を出します。
花陽「は、花陽も……」
凛「かよちんは座っててー」
真姫「花陽は座ってていいわよ」
花陽「えっ?え、でも」
真姫「……だって、二人いれば十分だし、それに――」
凛「かよちんなんかさっきからぼーっとしすぎ。少しくらいここで休んでるといいにゃ。もう今日は部活もないし、早く帰ろ?」
ぽかーん、と花陽が二人からの思いがけない気遣いに色々止まっている間に、二人は部屋をさっさと後にしてしまいました。
通りすぎる直前、真姫ちゃんが小さく、
真姫「何かあるなら話しなさいよ」
と言ってくれました…ふふ、優しい真姫ちゃです。でも……
あれあれ、いつのまにやら……一人ぼっちですよ、花陽。
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