153:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 00:16:34.58 ID:U/2MXSPZ0
思えば、最初は提督との挨拶から始まったんですよね。
初対面で、お互い緊張して、それで場の空気を和らげようと、とっさに出てきた言葉が「お帰りなさい、ご主人様♪」で。
提督は変な目で見ながらも笑ってくれました。その時から、漣はこれで通していこうと決めたんです。
ずっとずっと、提督にどうやって接してくれればいいかわからないでいて、ひたすらネタキャラを演じ続けてました。
ピエロになって、笑いをとって、漣のことは構わず、みんながいい雰囲気になってくれれば…って思いながら。
今回だってそう。漣が人前で喋れるのは、どこかで拾った借り物の言葉。そのためにこんな「お勉強」までしちゃって。
そのうち、提督は漣を秘書艦にする日が減って、遠征が多くなって、ついに見切られちゃったかなって思ってたのに…。
確か、ケッコンカッコカリって、すごく練度が高くないとできないんでしたよね?
漣、知らないうちに、提督とそんなにずっと歩き続けてたんだ…。
ずっと漣が提督とのホンネのぶつかり合いを避けてきたのに、提督はちゃんと漣のこと、見てくれてたじゃない…。
漣、本当にバカだった。人の気持ちをはぐらかして踏みにじり続けていた。漣は悪い子。
でも、提督は、絆…ううん、それ以上の証を漣にくれた。まだ、許してくれるんだ…チャンスがあるんだ…。
今よ!今度こそ、自分の言葉で!ご主人様…いや、提督に本当の気持ちを伝えるんです!>>160
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