過去ログ - 真姫「西木野☆星空シアター!」凛「二本立てにゃ!」
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816:もしライブ! ◆Qe7X7xrNvI[saga sage]
2015/02/20(金) 02:45:08.21 ID:wjDGHVqMo
希「アイドル応援部はあまり表立って評価されるような部活ではなかったけど」

希「運営からは確かに信頼の厚い部でもあった」

希「そんでね。うちはA-RISE候補生の子たちの面倒を見ていくにつれて胸にある思いを抱くようになった」

希「この子たちはこんなに頑張ってるのに、その大半が誰にも見られることなく終わっていく」

希「数少ない『A-RISE』って称号を手にした子も、活躍するのはわずか1年の間のみ」

希「それじゃ、もったいないって」

真姫「ま、まさかっ…!あなたの言っていた、『運営に新案を提唱した生徒』って…!」

希「そう。うちや」

希「アイドル応援部を設立して約1年、運営との信頼も厚いうちだからこそできた提案」

希「最初は、A-RISEのメンバーを増やそう、みたいなことやってんけど」

希「すったもんだあって、今のバックダンサー制度に落ち着いたんよ」

真姫「そう、だったのね…」


真姫(最初に希の家に泊めてもらったあの夜)

真姫(彼女からA-RISEにバックダンサーがついている経緯を教えてもらってはいたけど…)

真姫(確かにあの時、関わってないにしては詳しすぎる、とは思ってた…)

真姫(なんてこと、関わってないどころじゃない。希はかつて、A-RISE運営の中枢にいたんだから)

真姫(A-RISEがそうなった顛末に詳しいのも当たり前だったってことね…)


希「そんで、そこまでならこじれることのない、普通のお話よ」

希「問題はここから」

希「バックダンサー育成に関して、運営はうちらに全権を一任した」

希「好きなようにやってもらっていい。ただし、評価はさせてもらう、って条件で」

希「バックダンサーの本格的な始動は来年の五月、それまでにA-RISEにも負けないほどの実力のある候補生を育てろ、って言われた」

希「最初は応援部一丸となって、一つの育成方法で頑張ろう、ってことになってたんやけど」

希「失敗は許されない初めてのゼロからのスタート。評価されなければうちらの努力も水の泡」

希「そんな状況でひとつの道しか作らないのは危険だってことになって」

希「いくつかの育成方法に別れて、候補生を何人かのグループに分けて、それぞれの育成法を試していった」

希「うちもそんな中のひとつだったけど」

希「でも…、うちの方法は評価されなかった」

希「評価されたのはたった一つ」

希「今の、候補生の育て方だけやってんよ」


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