過去ログ - 真姫「西木野☆星空シアター!」凛「二本立てにゃ!」
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もしライブ!
◆Qe7X7xrNvI
[sage saga]
2015/02/24(火) 01:12:18.56 ID:5T5XREKMo
路地裏
ビリビリィッ!!
真姫「ぐぎぃぃぃっ!!!!が、は…っ!」
絵里「もー…、真姫ぃ?何度言わせれば気が済むのよ…」
絵里「それとも待遇が不満?今すぐA-RISEに入りたいの?」
絵里「あー…、ちょっと迷うけどそれでもいいわ!だから…、みすぼらしいスクールアイドルは解散してよ」
絵里「UTXに、A-RISEに汚点は残したくないの。あなたも掃き溜めに捨て置くには惜しい人材だから」
絵里「さ、返事は?」
真姫「…ば、バーカ」
絵里「…はぁ」
ビリリリッ!!
真姫「ぎぐがぁっ!!」
絵里「…やめて。今は真姫に喋らせてあげて」
学院生A「はい」
真姫「はぁ…、はぁ…」
絵里「ねぇ、何がいけないの?あなたの口から言って」
絵里「あなたには最高のもてなしを用意してあげているのよ?それの対価にスクールアイドルを辞めてって言っているだけなのに」
絵里「どうしてそれでも…、痛みに耐えてまで頑なに応じようとは思わないの?」
真姫「はぁ…、はぁ…!…ッハ!」
真姫「あなたには、わからないでしょうね…。人の痛みを理解しようとしない、あなたには…」
真姫「私だって…、正直こんなところで…、こんな世界でスクールアイドルなんて、馬鹿げてるって思ってる…」
真姫「…穂乃果も、凛も、にこちゃんもいない…。絵里は今まであった人間の中で一番の下衆に成り果てて…」
真姫「普通だったらとっくに投げ出して、ひたすらSOS信号を出し続けてるわよ…」
真姫「…でもね、私は見ちゃったのよ…」
真姫「夕日の音楽室で、花陽が…、花陽が、泣いてるのを…!」
真姫「自分の追い求める夢なんて、どこにも無いのかな、って…、悲痛な笑みを浮かべながら…!!」
真姫「そんなの見ちゃったら…、無視できるわけない、でしょう…!」
真姫「私はねぇ…!見せてあげたいのよ…!!私の見てきた景色を…、この世界の花陽にも、もう一度…っ!!」
真姫「だからあなたがどんなに私を優遇しようが、関係ないっ…!!」
真姫「私がアイドルできなくなるより、花陽がっ…、花陽がアイドルを続けられるほうが、何億倍も大事だからっ!!」
真姫「お門違いなのよっ!!私に甘言かけるのは!」
真姫「そんな考え方で人の上に立とうなんてお笑い種ねっ!あなたこそ深夜までアイドルの練習でもしてればいいんじゃないのっ!!?」
真姫「今よりよっぽどちゃんとした精神が身につくわよっ…!」
学院生A「このっ…!言わせておけば…」
絵里「…やめなさい」
学院生「あっ…、ご、ごめんなさい」
絵里「真姫…、思っていたより」
絵里「ずっとずっと、立派になっていたのね…」
真姫「…なにそれ、褒め言葉のつもり…?」
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