過去ログ - インデックス「お腹が空いたんだよ」ほむら「へ?」
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13:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 15:48:49.11 ID:mS7bPBCOO



深夜。
しんと静まり返った第七学区の一角。


一人ポツンと取り残されたほむらは立ち竦みまどかについて考える。


ほむら(さっき美樹さんは茶化していたけれど……)

ほむら(……確かに、私は巴さん達の足手まといでしかない。これは事実)

ほむら「でも、だからってどうすればいいのよ」ボソッ


それでも何故か……理由は分からないが、ほむらにはどうしてもまどかを放って置くことが出来ないのだ。


かといってまどかに契約しないよう説得することも出来ない。
まどかは自分で決めたことは意地でも貫き通すだろうし、そもそも他人が横から口を出して許される問題ではないとほむらはちゃんと理解していたからだ。


泥沼。
考えれば考えるほど、染み渡る様に無力感が全身に広がって行く。


ほむら(下手に考えても気分が沈むだけだね……やめよう)

ほむら(美樹さんも言ってたじゃない。"今すぐどうにかする必要は無い"って)

ほむら(……そういえば、美樹さんとあんなに長く二人きりで話したの始めてだなぁ)


美樹さやか。

ほむらは先刻まで一緒に歩いていたクラスメートの顔を思い浮かべる。

愚直で感情豊かで、内気なほむらとは真逆の人間。
気に入らないことがあれば、先程のように容赦無くグイグイ突っ込んで来る。
正直苦手なタイプではあるが嫌いではない。


何だかんだほむらは彼女と上手くやっていけそうな気がしていた。


ズキッ


ほむら(またっ…………!)

ほむら(何なのこの違和感っ……)


ここ一ヶ月、時折ほむらは自分が創り物の世界に住んでいるような……そんな奇妙な感覚に苛まれていた


ほむら「うぅ……これじゃ頭の中がイタイ人みたいじゃない……」


ほむらは尊敬するドリルヘアーの先輩を思い出しながら呟き、家路についた



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