過去ログ - インデックス「お腹が空いたんだよ」ほむら「へ?」
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33:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 16:56:21.88 ID:mS7bPBCOO
ほむら(……何も言えなかった)


誰もいなくなった部屋でほむらは一人考える。

ーー何故自分はあの時インデックスを引き止めようとしたのだろうか?


ほむら(そっか、あの子根っこが似てるんだ……まどかに)

ほむら(自分より他人の都合を平気で優先してしまう辺り、特に)


要するにほむらはインデックスとまどかを重ねていたのだ。

重ねて……ただ確信を得たかった。

自分でもまどかを護れる、と


ほむら(その結果がこれ、か)

ほむら(結局、私なんかじゃ誰も助けられないってことないってことだよね)


ほむらを突き動かしたのは善意とは似て非なるもの。

インデックスに気圧されて声を発することすら出来なかったのが、いい証拠だった。

自分勝手で打算的な自身の本心に気付き、ほむらは激しく自己嫌悪する。


ほむら(でも……)


インデックス『私と一緒に地獄の底までついて来てくれる?』


ほむら(でも、もしあの時あの子の手を取っていたら……何かが変わったのかな?)


ほむらは昨夜と同じように何も出来ない自分に無力感を抱きながら、ただぼんやりとインデックスが平らげて空になった皿を見つめていた。


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