過去ログ - インデックス「お腹が空いたんだよ」ほむら「へ?」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/09(金) 16:12:33.49 ID:RWJSHK7oO
7月20日 午後4時30分 第七学区 木の葉通り裏沿いの廃ビル
いつもより早い段階でまどかたちと別れ、手持ち無沙汰だったほむらは、人気もなく比較的涼しい廃墟へ足を運んでいた。
廃ビルの中は空っぽで、ほとんど何もない。
あるものといえば、ポツンと一つだけ置かれたダンボールと
誰のいたずらだろうか、辺り一面にペタペタと意味不明な文字が書かれた紙が張ってあるだけだ。
ほむら「はい、どうぞ」
エイミー「にゃー♪」モグモグ
雨風しのげる廃ビルの中に置いてあるダンボール。
その中で小さく丸まっている子猫へほむらは道中コンビニで購入したむさしの牛乳とパンを分け与える。
猫の名前はエイミー。
この猫に餌を持って来てやるのがほむらの日課の一つだった。
わざわざこんな寂れた場所に猫を放置している理由は保健所職員の目から逃れるためだ。
ほむら(本当は家で飼ってあげたいんだけど。私の学生寮ペット禁止だからなぁ)
エイミー「にゃ〜」
ほむら「よしよし」ナデナデ
ほむらに向かって甘えた声を出す猫を見て彼女はふとエイミーに始めて出会った日を思い出す
ちょうど一週間前の7月13日のことを
ほむら(あの時、エイミー衰弱してて今にも倒れそうだったんだよね)ナデナデ
エイミー「にゃ〜お」スリスリ
ほむら(随分と元気になったなぁ)
ほむら(そういえばダンボールの周りに牛乳ビンがいくつか転がっていたけど、私以外にも餌をあげてた人がいたのかな?)
だとしたらその人はなんでエイミーをあんなになるまで放っておいたんだろう、とほむらが考えていた時
ゴォォォオオオオン!!!
爆音が響き渡った。
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