過去ログ - まどか「うさぎ、ですね…!」古泉「どうぞ、食べてください」
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名無しNIPPER
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2015/01/05(月) 18:37:42.01 ID:HrOQn0bH0
時は数時間前に遡る。
その日の朝からまどかの様子がおかしい事に一番に気がついたのは古泉だった。
朝食に殆ど手がついていなかったし、数日前から軽く咳などの症状が出始めていたのを知っていた。
本人に確認しようにも、診察を拒まれては様子を窺っているしかなかったのだが
宿のエントランスで座り込んでいるのを発見した時は少々強引に部屋まで運び、診察させて貰う。
以下略
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:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:38:41.63 ID:HrOQn0bH0
ほむら「まどかの様子は!?」
古泉「今はよく眠っていますよ。ただの風邪のようですが暫くは休んだ方がいいと思います」
ほむら「…そう」
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:40:07.42 ID:HrOQn0bH0
キョン「ふむ…時には休息も必要だな。まどかが万全の状態に回復するまで此処に滞在するのがいいんじゃないか?」
古泉「そうですね。それじゃあ今から薬を…」
ほむら「待って古泉一樹。私が薬を貰ってくるわ」
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:41:27.68 ID:HrOQn0bH0
キョン「ほむら一人じゃ不安だから、俺も着いてってやるよ」
ほむら「それは助かるわ。実は何をどうすれば良いのかさっぱりだったの」
キョン「…よく行くなんて言い出したな」
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:42:43.38 ID:HrOQn0bH0
話しながら宿を出ていく暁美ほむらとキョンの背中を見つめていると、長門有希から水の張った桶とタオルを差し出された。
長門「私も買い出しに行ってくる。戻ってくるまで鹿目まどかの事をお願い」
古泉「はい、ありがとうございます」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:43:30.74 ID:HrOQn0bH0
そして冒頭に戻る訳だが。
部屋に入って来た時より呼吸が少し落ち着いてきたので、手を離して立ち上がる。
まどかが不安げな瞳を古泉に向けるが、古泉は優しく微笑んでから頭を撫でた。
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:44:32.56 ID:HrOQn0bH0
そう言って古泉は部屋を出て行く。
パタリと閉じる扉の音が無機質に感じる。
物音ひとつしない事が、1人で居たあの部屋を思い出させて嫌だ。
今までの出来事は全部夢で、本当はあの部屋にまだ居るのではないかと、有りもしない想像をしてしまう。
じわりと瞳に水の膜が張り始めた頃、古泉が部屋に戻ってきた。慌てて目元を拭う。
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:45:53.57 ID:HrOQn0bH0
古泉「どうされました?」
顔を覗き込まれて泣きそうだったとバレるのが嫌で、布団を頭まで被る。
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:47:38.89 ID:HrOQn0bH0
古泉「鹿目さん、顔を見せてください」
布団をそっとめくられてひんやりした外気に顔が触れる。
古泉はまどかの隣に腰掛けると、林檎とナイフを手に取った。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/05(月) 18:48:37.58 ID:HrOQn0bH0
そう言いながら古泉は林檎を切り、皮を剥いていく。
上手だな、とまどかは見ていて思う。
古泉の料理は毎日あんなにも美味しい。
慣れているのは知っていたが、まじまじと見るのは初めてかもしれない。
日頃は手袋に隠された白い手が手早く動く。
以下略
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