120: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/03/21(土) 22:19:53.78 ID:YCokVBHJ0
妾はあやかしの地獄の中で、引き出しを開けました。
真っ暗闇の中でしたが、自分の家にいるかのヨウに、妾はスッカリ間取りを理解しておりました。
もしかすると、妾は自分の家にいたのかもしれませんね。
しばらく引き出しの中をひっくり返し、目蓋の裏を這うあやかしを退かして、囁き声を一頻り聞き流しました所で、ようやっとお目当てのものを見つけました。
きんぴかに輝くさじです。
顔が映り込むくらいに、綺麗に磨かれたさじです。
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