過去ログ - 真姫「魔法少女……」さやか「ラブライブ……」
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16: ◆6Bdy8vnprAPe[sage saga]
2015/01/06(火) 18:18:16.00 ID:f+gmxclL0


真姫「えっと、上条くんは確かバイオリンを弾いていたのよね」



とはいえ、美樹さんにおんぶに抱っこでは話にならない。


私は彼の精神的なケアのために来たのだ。


何とか会話をして、仲を深めなければならない。


私は話の取っ掛かりとして選択したのは、バイオリンについて。


音楽という分野は、私と彼の唯一の共通点だ。


そこから少しでも会話を広げようと思ったのだが……。



恭介「……はい」



そう返事をした上条くんの表情は、余りに悲しげなものだった。


私はそこで言葉に詰まり、話を続けることが出来なくなる。


頼みの綱の美樹さんも、半笑いの状態で表情を固まらせてしまっている。



真姫(地雷、踏んじゃったかしら……)



考えてみれば当たり前のことだろう。


将来を有望視されているバイオリニストが、怪我でその手を動かせないでいるのだ。


不安を感じない訳がない。


おそらく不安に取りつかれないよう、出来るだけ考えないようにしているのだ。


そんな話題に簡単に踏み込んでいってしまった―――やらかした、というのには充分すぎる。


重苦しい雰囲気が場を包み込む。






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