過去ログ - 真姫「魔法少女……」さやか「ラブライブ……」
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◆6Bdy8vnprAPe
[sage]
2015/01/23(金) 21:58:23.51 ID:rVr3C9aR0
真姫父「……上条君の様子はどうだい? 仲良くなれたかな?」
真姫「ふふっ、聞いてよパパ。私、彼の力になることができたのよ!」
そう思うと、私も普段よりずっと饒舌になっていた。
今日の出来事を、パパへ話す。
彼の力になれたこと、彼を励ますことができたこと。
彼だけじゃない。さやかや鹿目さん、色々な人の力になれていることを。
私はパパに語っていた。
それは多分、初めてのことだったと思う。
私は嬉しかった。
私の日常をパパに語るなんて、そんな日が来るなんて思ってもいなかったから。
だから、私は嬉しかった。
嬉しくて、嬉しくて、仕方がなかったから―――だから、気付けなかった。
私の言葉を聞くにつれて、暗く沈んでいくパパの表情に。
真姫「それでね! 酷いのよ、にこちゃんったら―――」
真姫父「……真姫。少し話をしても良いかな」
私の話を遮るように語りだしたパパの表情に、
その痛みを耐えるような表情に、
気が付くことができなかった。
真姫「あっ、ごめんなさい。私、自分のことばかり話しちゃって」
真姫父「いや、良いんだ。久し振りにお前の事を聞けて嬉しかったよ」
真姫父「ただな…………」
パパはそこまで言って、口を閉ざしてしまう。
何かを躊躇うように視線が揺れていた。
その様子に私もパパが先程までと違う事に気付いた。
真姫「パパ……?」
真姫父「真姫、聞いてくれ。上条君なんだが―――」
そして、私は知る事になる。
真姫父「―――彼の左手はもう二度と動かないんだ」
冷酷で、冷徹な現実を。
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