過去ログ - 真姫「魔法少女……」さやか「ラブライブ……」
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◆6Bdy8vnprAPe
[sage]
2015/02/03(火) 23:36:24.26 ID:RFsc5l2O0
マミ(けじめを付けなくちゃ、いけない……)
死の恐怖を思い出した今、以前と同じように彼女達を勧誘することなどできやしない。
だから、私は彼と出会った。
治せるのならばと、本来使うべきでない魔法を使った。
結果、私は知った。
魔法ですら覆せぬ現実を知ってしまった。
この現実を覆す方法は、一つだけだ。
奇跡。
戦いの運命を代償にして叶える事の出来る、たった一度の奇跡しかない。
マミ(美樹さんが上条君の左手の事を知れば、おそらく彼女は……)
その場面に出くわせば、美樹さんは迷わないだろう。
彼女は彼を慕い、自身の身以上に大切だと想っているから。
私にとっての鹿目さんや美樹さん、にこさんのように。
だから、彼女は迷わない筈だ。
それしか方法がないのなら、その方法を選択してしまう。
それが間違いとは言えない。
ただ、彼女は知らない。
いいや、知らないだけならまだ良い。
彼女は知ったつもりでいてしまっているはずだ。
私との魔法少女体験コースで知ったと思い込んでいるはずだ。
本当の恐怖も、本当の過酷さも知らないのに……知ったものと思い込んでいる。
それはある意味で、何も知らないということよりも厄介である。
マミ(私はどうすれば良いの……?)
結局、思考はそこに行き着く。
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