過去ログ - 幸子「アイドルになった事に後悔なんてしていません」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/06(火) 21:04:13.44 ID:EM5bJfah0
たっぷり十数秒ほど沈黙したあと、わかった、とお母さんは言いました。
応援してあげる。
必要な事があれば遠慮せずに言ってね、と。
お礼を言ったあと、応募用紙に保護者の承諾サインがいる事をボクは説明しました。
流石にその事は知っていたらしく、ボクが必要な事を記入した物を実家に送れば、お母さんたちが応募先の事務所に郵送してくれる、と言ってくれました。
一次選考である書類審査が通れば、二次選考以降行われる面接や実技に同伴してくれるとも。
ボクはお母さんの言葉に甘える事にして、すぐに送ります、と言い通話を切りました。
勉強机の引き出しを開けて、ボクは茶封筒を手にします。
中身は顔写真を貼った応募用紙。
すでに用意していました。
認めてくれたら、必ず送らなければいけないのです。
準備くらいはします。
あとは郵便屋さんに渡すのみ。
自分の用意周到さに惚れ惚れしながら、ボクは外へと出かけました。
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