過去ログ - 幸子「アイドルになった事に後悔なんてしていません」
1- 20
69:名無しNIPPER[saga]
2015/01/06(火) 23:35:05.59 ID:EM5bJfah0
 ボクはいつもの笑みを浮かべつつ、話を再開します。

「靴を隠すと言う事は、ボクの妨害をしたい人がいたと言う事になりますよね? これはもう心外です。呆れました」

 ボクは溜め息を一つ零しました。

 大袈裟に肩を竦める事も忘れません。

 そのあと、なにしろ、とボクは言って言葉を紡ぎます。

「たかが靴を隠した程度で、ボクの魅力を削ぐ事が出来ると思った人がいる。それが実に悲しいんです。
 だからボクは証明するために、裸足でここに立ちました。ボクの可愛さを奪うなんて、誰にも出来ない事だと教えて差し上げるために」

 フフン、とボクは鼻で笑い、プロデューサーさんとちひろさんを見つめます。

 二人はボクの視線に気付いてくれたようで、プロデューサーさんもちひろさんも、親指を上に立てた拳をあげてくれました。

 ボクは間違っていない、と言ってくれるように。

 たったそれだけのやり取り。

 ですが、ボクにはとても居心地のいい時間でした。

 ステージに立ってよかった、と初めて思えるほど。

「以上、世界で一番カワイイ輿水幸子の意気込みでした」

 ボクはそう言って話を終わらせ、一歩下がりました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
103Res/79.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice