過去ログ - 【ラブライブ!】 9人の仮面ライダー
1- 20
9:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 00:10:05.03 ID:55+ReihUO
ベルトから「ヘンシン」という機械音が流れ、身体が装甲で包まれていく。

身体のそこから力が湧き上がってくるような気がした。
気づくと、怪物がすぐそこまで来ている。私は、怪物に向かって拳を突き出すと、さっき蹴りでもビクともしなかった怪物がよろけた。

いけるっーー!

「はぁぁぁ!!」

私は怪物に向かって連打を叩き込む。もう一匹の怪物が体当たりしてきたけど、さっきのように飛ばされたりはしなかった。

しかし、2体1の状況は、ただでさえ喧嘩経験皆無の私には厳しく、だんだんと押されていく。
何か武器があれば……と思ったその時、腰に何かがあるのを感じて、手にとってみる。
それは見方によっては斧のような、銃のような……いや、どちらとしても使えるということを、何故か私は知っていた。
銃口を怪物に向けて引き金を引く。
銃なんて打ったことないけど的の大きい怪物には当てることができた。連射し、命中する度に怪物から火花が上がる。

膝をついたところで素早く持ち手を変え、斧の部分を怪物に振り下ろす。怪物は縦に真っ二つになり、光となって消えた。すかさずもう一匹にも渾身の力で斧を横薙ぎに振るう。怪物は切り裂かれ、同じように光となって消えた。

「ーーーか、かったぁー……」

目の前の敵がいなくなり、安心した瞬間、変身が解け、身体が一気に軽くなると同時に全身の力が抜ける。

倒れる直前、どこから現れたのか、パーマのお兄さんが支えてくれた光景を最後に、私は目を閉じた。

途絶えた意識の中でも、まるで日向ぼっこしているような、そんな感覚に包まれているのを感じた………。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
34Res/11.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice