過去ログ - 【ラブライブ】希「えりちはポンコツさんやから」
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33:名無しNIPPER
2015/01/08(木) 00:20:42.12 ID:u7AwLry6O
――――――


にこ「親子かっ!」

希「え、いきなりどうしたん、にこっち?」


放課後の練習の休み時間。
いきなりそう突っ込んできたにこっち。


にこ「いや、今日のあんたらよ!」

希「あんたらって……ウチとえりち?」

にこ「……それ以外にいる?」


まぁ、いない、かな?


にこ「相当だったわよ?」

希「うぅむ」


にこっちに言われて、今日のことを思い返してみる。

休み時間、昼休み、放課後。
……確かに、思い当たる節はある。

そんなウチの様子を見て、にこっちはため息を一つ吐いた後に、こう言葉を続けた。


にこ「絵里がポンコツなのは、しょうがないとして……」

にこ「あんた、甘やかしすぎよ」

にこ「このままじゃ絵里がダメになるわ」


希「……うっ」


にこっちの言葉は、的を射たもので、ウチの心にぐさりと突き刺さった。

一年の頃は、張り詰めたえりちの助けになりたくて、側にいた。
助けてあげないと壊れてしまいそうだったから。
うん。
その頃はいい。

けれど、最近は、張り詰めて壊れそうなえりちではなくなった。
その代わりに、ポンコツなえりちが姿を現すようになって……。
ウチはついついそんなえりちを助けようとしていた。

でも、それは必ずしもいいとは限らない。
しなくてもいいことまでしてあげて、許容する範囲が広がっていって……。

それは確かに、にこっちの言う通り――


希「甘やかしていたかも……」

にこ「かも、じゃなくて、甘やかしていたのよ」


きっぱりとそう断言するにこっちに、ウチは苦笑を返す。
返す言葉がないとはこのことやね。



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