過去ログ - 「さて、飯にするか」【艦これss】
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13:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 14:11:16.53 ID:lviXUnCj0
暖簾をくぐると、外と中の気温の差に思わず身震いする
「うーっ・・・寒い寒い・・・」
なぜだか、外に居るときはあまり感じなかった寒さが身に染みる
謎の現象である。
「いらっしゃいませー!」
奥から女性の店員さんが顔を見せる。深夜だっていうのに、元気な声だ
「えっと、二人なんですけど」
「二名様ですねーっ!こちらのお席へどうぞ!」
そう言って通された席は、畳の敷かれた三、四人ほどが入れる広さの席だった。
二人だから、てっきりカウンターか何かの席に合席かと思っていただけにありがたい。
「提督、コート預かるよ」
「ありがとう」
コート掛けが時雨側にあったためか、時雨がコートを預かってくれた。
なんだか、新婚さんみたいで照れる。向こうはそんな気無しなんだろうが。
「お手拭どうぞ!」
「ありがとうございます」
湯気が少し出ているお手拭が即座に出てくる
ポケットに突っ込んでいるだけで、耐寒装備なしの冷えた手が温まる。
「メニューはこちらからになりますが、こちらのメニューにないメニューも向こうに張ってありますので、よろしければ!」
「あ、はい。わかりました。」
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