164: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:42:27.94 ID:uiIgEyu/o
「いやぁ、その。ほら、街がカップルだらけじゃないですか。ああいう空気から逃げたいんですよ」
「へぇ、あなたにもそういう時があるのねえ。普段は人に見せつけてばかりのくせに」
「いやぁ……ははは……」
厄日だ。
本当に今日は厄日だ。
何もこんな日まで僕に試練を与えなくてもいいでしょ神様。
「とりあえずこれを受け取っておきなさい?」
「え、うわっ!」
ポンっと軽く放り投げられた小さい箱を僕はあわててキャッチするも、
彼女はそれをつまらなそうに見ている。
おそらく落とした方が罵るいい口実になったとでも思っているんじゃなかろうか。
282Res/118.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。