166: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:43:21.07 ID:uiIgEyu/o
日も傾いてきたし、そろそろ逃げ回るのも終わりにしなければならない。
このままとんずらをしてもいいのだが、次の日に白面ちゃんと母上にこっぴどく叱られるのが目に見える。
嫌な気持ちを押しこめ、前面に出してしまわないようにとこらえつつ家路を急ぐ。
「あ、やっと帰ってきた!もう!どこにいってたの?」
「はは、ちょっとね……」
少しでもチョコレートから離れたかったなどとは口が裂けても言えない。
「それでね……えっと、その……」
白面ちゃんは恥ずかしがってなかなか僕に渡せないようだが、
もう何がでてくるかわかっている僕としては処刑台にいる罪人の気分である。
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