86: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:22:08.80 ID:aHmis5eko
まだまだ妖力を使うのが未熟なうちは人間変化をしても、尻尾や耳を隠し切れなかったりすることがある。
昔から、そのような幼い妖狐が見つかることはまれにあった。
87: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:22:45.63 ID:aHmis5eko
「僕も昔はそうだったなあ……」
88: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:23:56.57 ID:aHmis5eko
「山城一族……か」
89: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:25:19.23 ID:aHmis5eko
今回はここらへんで。
90:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 23:00:56.38 ID:kvA/H/7GO
乙
91: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/13(火) 17:57:39.43 ID:axxMaQjPo
何書いてもいい日常物って悩みますね。
92: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/13(火) 17:58:12.56 ID:axxMaQjPo
想いというものは伝えようとしても伝わらないものだ。
それは人間も妖狐も変わらない。
言ってしまったことへの後悔、言わなかったことへの後悔。
93: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/13(火) 17:59:06.59 ID:axxMaQjPo
総次郎とは長い付き合いだ。
生まれた時も同じぐらいであり、修業時代からずっと一緒にいる。
幼馴染というやつだ。
94: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/13(火) 17:59:57.18 ID:axxMaQjPo
「きちんと変化できるようになった?」
「ううん、まだだめだね。どうしても尻尾か耳が残っちゃう」
95: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/13(火) 18:00:37.23 ID:axxMaQjPo
あの時の総次郎のちょっとだけ泣きそうで、
ちょっとだけ嬉しそうなそんな笑顔を私は忘れられない。
当時の私は何も知らなかった。
96: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/13(火) 18:01:21.29 ID:axxMaQjPo
しかし、総次郎にはそういった『わかりやすい目安』というものがない。
変化もなかなかできず、尻尾も簡単には増えないため、成長したという証がない。
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