過去ログ - 女勇者「私の死を望む世界」
1- 20
14: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/08(木) 19:08:59.57 ID:crzuGK9B0
暗黒騎士「…」

暗黒騎士は動揺を悟られぬよう、いつも通り堂々とした立ち振る舞いで歩いていた。
兜を脱げば、すぐにいつもの自分ではないと悟られるだろうが。

暗黒騎士(何をやっているんだ、俺は)

別に勇者を哀れんでいるつもりはなかった。
魔王の命令通り勇者を捕らえ、人間を滅ぼし、用済みになった勇者を処分する。それが普通の流れだ。

だというのに――


勇者『こんな世界、滅びたって構わない――』


その言葉を聞いた瞬間、全身の毛がぞわわっと逆立った。

暗黒騎士(俺は――あの感情を知っている)

今でも忘れることのできない思い出が、暗黒騎士の頭の中を駆け巡っていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
93Res/58.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice