5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/08(木) 19:03:10.71 ID:crzuGK9B0
?「その必要はない」
その声がしたと同時だった。
兵士「うわああぁぁ!?」
勇者「――」
突然、兵士の1人が大量の血をぶちまけて倒れた。
その場にいた者の視線は倒れた兵士――の後ろにいたものに集中する。
そこにいたのは、威圧的な黒い全身鎧に身を包んだ騎士だった。
暗黒騎士「こいつらはお前を狙っている――間違いないな??」
勇者「――えぇ」
暗黒騎士「なら――」
暗黒騎士は近くにいた兵士を軽い剣さばきで切り伏せた。
残りの3人の兵士達は一斉に暗黒騎士にかかっていった。
だが、無駄だった。
「ぐあっ!?」
「が…っ」
「げあぁっ」
勝負にならなかった。暗黒騎士は一瞬で彼らを葬り去ったのだった。
その場で生き残ったのは、私と暗黒騎士、ただ2人。
勇者「ありがとうございます…」
暗黒騎士「勇者だな?」
勇者「多分ね」
この複雑な現状に、私は曖昧な返答を返した。
そして言うより早いと、肩の紋章を見せてやった。
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