過去ログ - 女勇者「私の死を望む世界」
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75: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 19:56:51.05 ID:n6XkU/tv0
その時。

暗黒騎士「…っ」

唐突に、後方から嫌な気配を感じた。
いきなり現れた…いや、今までずっと気配を消していたのだ。自分でも察することができない程、気配消しに優れた実力者といえば…

暗黒騎士「魔王様…!?」

魔王「お楽しみの所悪いのう暗黒騎士」

暗闇から現れる魔王。その顔はいつも通り穏やかなのに、どこか威圧感がある。
暗黒騎士は油断せず、魔王と向き合う。

暗黒騎士「これは…」

魔王「言い訳せずともわかる。勇者を逃がすつもりのようだの」

暗黒騎士「そうです。俺は貴方の戯れには反対だ」

臆さずはっきり言う。下手な言い訳は逆効果だと思った。

暗黒騎士「魔王様こそ…今までずっと隠れてご覧になっていたのですか?」

魔王「ふっ…お前達のやりとりが面白くてのう」

相変わらず下世話だ。今更それに対し抗議した所で魔王が態度を改めるわけないが。
そんなことより、今は勇者をどう守るかの方が大事だ。

暗黒騎士「なら全て聞いていたはずですね」

魔王「勇者はお前の子を産みたいそうだな」

魔王は嘲笑を浮かべる。
誰のせいでこうなったと思っているのだ…暗黒騎士は少しいらついた。

暗黒騎士「…貴方の目的を果たすなら、それでいいのでは?」


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