過去ログ - 穂乃果「泣いたカラスがもう笑った」
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10:名無しNIPPER[sage]
2015/01/08(木) 23:03:18.55 ID:Uka5fO4KO

穂乃果「海未ちゃんの左手みてみて」

ことり「ん? ......あ。 またあのクセでてるね」クスクス

穂乃果「うん。海未ちゃんが素直になれない時のクセ」クスクス

ことりちゃんと2人で笑ってること、海未ちゃんはまだ気づかない。

そんな海未ちゃんの背中に
トンっとタッチして
私は走り出した。

穂乃果「ことりちゃん、走って!! 海未ちゃんが鬼ねー!!」

ことり「えっ!?えっ、えっー!!」

って戸惑いを隠しきれないで言いながらも私とは違う方向に走り出すことりちゃん。

流石、私たち、伊達に一緒に走り回ってなんかいない。

身体が覚えてる。

風が切られて、ビュンビュンと音がする。

いつの間にこんなに私は速く走れるようになったんだろ。

でも、それはきっと海未ちゃんも、ことりちゃんも同じはずだ。


走りながら振り向くと

海未ちゃんが

「穂乃果ー! ことりー! 」

と名前を呼んで、
やっぱり子どもの頃と同じように走り出しているのが見えた。

同じ、気持ち。

だから、私も、海未ちゃんとことりちゃんと同じ速度で地面を蹴る。

土が蹴り上げられて、宙に舞う。

その方向を見ると、空が青色からオレンジ色に変わり始めてた。



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