過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 15】
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328: ◆3ZxXgUosIQ[saga]
2015/01/10(土) 21:38:30.20 ID:oqER+t0JO

知恵「さあ、食べたまえ。ご馳走を用意してやってくれと言われたから、たんまりと用意をした」

 ズラララァッ

独楽「うわ、すごーい。こんなにお料理がたくさん…お料理上手なんですね」

リアン「ママはすごいの。ねー?」

知恵「ああ、もちろんだ。リアンのママは世界最強だぞ?」

独楽(どういった方面の世界最強なんでしょうね…)

独楽「では、いただきます」

リアン「いただきまーす」

 prrrr…

知恵「ん? リアン、イアンからだ」ニッコリ

リアン「うん! もしもし、パパー? やっぱりちゃんと働いてるパパの方がカッコいいから、疲れきって帰ってきてほしいな」

リアン「パパってがんばったらどれくらい連続で働けるのか、リアン、すっごく気になるの」

リアン「うん、がんばってね、パパ」

 ガチャン

知恵「どれくらいと予想をする、リアン」

リアン「2日目で泣き言言ってくるけどリアンがだーめって言ったら4日」

知恵「少々過大評価がすぎそうだな」

独楽「ほほえましい会話だなぁー」

独楽「ところで、折角、男性がいないんですし…込み入ったお話しましょうよ」

知恵「何でも聞くがいい」

リアン「リアンも聞きたい! パパって本当に昔はかっこうよかったの? 検証してても全然そう思えない!」

知恵「ああ、イアンは最高さ。同期で機関へ入り、出会ったのはあいつが初仕事で大怪我を負って担ぎ込まれてきた時だ」

知恵「若い頃のイアンは筋肉も引き締まっていて、目つきが飢えた獣同然、それでいて強さの裏に寂しさを持ち合わせたロンリーウルフだった」

独楽「へえ…今も見た目は丸っきりカタギじゃない人のそれですけどね」

知恵「それから幾とせ、ヤツはいっこうに仕事ばかりでわたしに手を出してこなかった。何という怒りであったか」

知恵「だがあれは11年ほど前。始まりのグラスパー、グラビアス=ラークレインを――」

 ペチャクチャ

知恵「これまでの間に一体、どれだけの時が存在していたか」

知恵「今に至る、この瞬間は大いなる回り道とイアンのヘタレた性根のせいで随分と余計にかかってしまった」

知恵「研究者とモルモットではなく、男と女としての意識が生まれた、あの時からはそう時間は経っていなかったのに、だ」

知恵「あいつはモルモットで居続けるしかわたしとの関係性を続けられないのではとどこかで危惧をしていたのかも知れない」

知恵「だからこそ、あの瞬間が訪れた時は万物創世の神という存在を、他でもないこのわたしが信じかけてしまった」

知恵「得てしてそういった奇跡が重なり合った結果として11年前の9月9日にわたしはイアンと初めて結ばれて――」

独楽「奥さん、子どもいるから!」

リアン「子孫繁栄のためには性交渉なんて普通だよ? それくらいリアンもう知ってるもん」

知恵「うちの子は天才だぞ?」ニタァリ

独楽「うわー…何かこう…何か色々、うわぁ…。ここのお宅、面白っ」

独楽「じゃあ、どんどんいきましょう! 奥さん、お酒つぎますよー?」トクトク





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