過去ログ - 【艦これ】日向「結局長月が代表のままか。ま、楽でいいが」
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878: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2015/07/14(火) 08:01:39.68 ID:vuWS0Pn7o

空母棲姫「お父様、提案がございます」

大妖精「ん?」

空母棲姫「艦娘は恐らくハワイへ来ます。私の一存で防衛線を構築したいのですがよろしいでしょうか」

大妖精「もちろんだ。軍備関係はお前に一任している。今は行動の主導権も議会にあるしな。今後とも我が悲願成就のため尽力して欲しい」

空母棲姫「力一杯お父様の為に尽くします。それこそが私の生まれた意味です」


娘はその大きな両手で小さな父親を包み、頬に親指を添えた。


大妖精「お前には大いに期待している」

空母棲姫「ご期待には必ず応えます。……ですので一つだけわがままを言ってもよろしいでしょうか」

大妖精「おお、珍しいな。言ってみなさい」

空母棲姫「……扉が開いた時に、呼び戻して頂きたい者が」

大妖精「なんだそんなことか。きっとお前が言っているのは姫のことだろう」

空母棲姫「……はい」

大妖精「なら心配するな。その者も必ず連れ戻す」

空母棲姫「ほんとうですか!」モギュッ

大妖精「痛い痛い! 手に力を入れすぎるな!!」

空母棲姫「も、申し訳ございません」

大妖精「いや、そうだな。勇む気持ちは私もよく分かる。その日にはお前を必ず神姫楼へと呼び出すから。それまでしばし待ってくれ」

空母棲姫「ありがとうございます。命ある限り、お父様のためにのみ戦い続けます。どのようなことでもお言いつけ下さい」



恐れ多くも神である妖精と目を合わせることなどせず、ひたすら下を向き感謝の辞を述べる。

私は間違ったことをしていない。むしろ美しいほど見事に指揮官としての役柄をこなしている筈だ。



大妖精「……うん。だが最優先は他の姫の確保だからな。もう下がれ。私は忙しいんだ」

空母棲姫「はっ!」



それなのに何故お父様は不機嫌なのだろう。


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